すでに30年以上の歴史を有しており、たとえプレイしたことがない人でも名前くらいは知っているほどの知名度を誇る日本を代表するようなゲームタイトルがドラゴンクエストです。
ローカライズもされていますが海外人気よりも国内人気の方が圧倒的に高く、オンラインゲームとしても現在多くのプレイヤーを確保しています。
今や日本のテレビゲームは世界中で親しまれており、ジャパニーズRPGも面白ければ海外で売れる時代です。
ただドラゴンクエストに関して言えば、完全に日本人向けに作られているため海外での販売数にはあまり結びついていません。
ただアメリカやイングランドなど英語圏での評価は悪くないため、今後は海外展開にも力を入れていくのではないかと予想されてもおります。
どんな歴史があるのか?
初代ドラゴンクエストがファミコンで販売された1986年の中では、冒険に自由度があり謎解き要素も多いことから今までになかった面白いゲームとして口コミで人気が広がっていったと言われています。
そして仲間3人で世界を救う旅に出るドラクエ2でさらにファンを増やし、確かな人気をドラクエ3で確立しました。
学校や会社を休んでまで発売日にソフトを買いに行くファンが数多く出てきて、メディアが大々的に報道するような社会現象と化したからです。
つまり1988年に販売されたドラクエ3ですでに、世間的な認知度はかなり高くなっていたと言えます。
1992年に販売されたドラクエ5で一気に質が向上
そこから主人公である勇者だけでなく仲間キャラクターを各章で主役として遊べる4を経て、スーパーファミコン用ソフトとして1992年に販売されたドラクエ5で、今後のドラゴンクエストの流れを一変させるほどの画質と音質、ストーリーの質の向上がなされました。
主人公が子供から大人に成長していく過程が全て書かれていること、結婚というプレイヤーを悩ませるシステムがあること、敵としてしか登場してこなかったモンスターを仲間にできるようになったことなど、今までのファミコン版に無かった要素が次々に詰め込まれて、ドラクエ6でも仲間モンスターシステムが継続されるようになったほど消費者受けがよかったからです。
その後も初代プレイステーションで7が、プレイステーション2で8が、ニンテンドーDSで9が販売されるなど、ハードを変えながらソフトは現在でも継続的に開発され続けています。
2021年現在、すでに同タイトルの12の開発が進んでいることが発表されているため、少なくとも12作品までは販売されることが確定的になってもいます。
1986年から今でも新タイトルが発売され続けている訳とは?
なぜ何十年間にも渡ってドラゴンクエストが日本のゲームユーザーに親しまれているのかというと、単純にゲームが面白くて同じタイトルでも何度プレイしても楽しめることが要因になっています。
作品としての完成度が格段に高く、難易度も高すぎないことから小学生くらいの子供でもストレスなく遊べるのも人気が継続されている理由です。
リメイク作品をプレイしたユーザーからの新規タイトルへの期待度が高まる傾向もあるというのも、新規タイトルが開発されつづけている要素です。
例えばスーパーファミコン用ソフトとして販売されたドラクエ5は、プレイステーション2とニンテンドーDSで追加要素を加えたリメイクがなされました。
当時リアルタイムでプレイしていなかった子供が過去の名作にリメイクで触れる、ドラクエの面白さを知り次回に出る新規タイトルの予約を入れるという流れが、20年近く続いているのです。
まとめ
リメイク版の完成度の高さもドラゴンクエストを語る上で欠かせない魅力になっています。
そしてその時々での最新ハードで新規タイトルが販売される点も大きいと言えます。
昔をハードを買う必要がなく、今持っているゲームハードで新しいドラクエが気軽に遊べるようになっているからです。
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